社長コラム08 ポジティブ・インパクト・ファイナンス

社長コラム

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当社代表の塩沢均による連載コラムです。

Shiozawa@2x-1

社長の塩沢です。
ベイクックについてはもちろん、稲作や長野米のお話、その時々の話題や情報など私なりに感じたことをお届けしていきたいと思います。どうぞお付き合いください。

 

この度弊社では「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」(Positive Impact Finance 以下PIF)を八十二銀行さんから受けることとなりました。

耳慣れない言葉である「PIF」ですが簡単に言ってしまえば、「企業が環境や社会、経済に対して与える影響(インパクト)を包括的に分析し、ポジティブな影響をより増大しネガティブな影響を減少させるための活動に資金面で支援いただく(つまり融資していただく)アクション」ということです。

具体的には、弊社の現在の企業活動を八十二銀行さんと(財)長野経済研究所さんが「評価書」という形でまとめたものを第三者評価機関である(株)日本格付研究所さんに評価していただいた結果、実施の運びに至りました。

この「評価書」の中では、ポジティブな影響を高めたりネガティブな影響を低減させたり、現在会社として取り組んでいる活動をベースに、10の「KPI」(Key Performance Indicater/重要評価指標 簡単言えば目標です。)を設定しています。

例えば、「環境負担軽減を目的としたバイオマス由来米袋使用量増加」については「2028年度までに60%増加(2022年度比)」というKPIを設定、「フードロス削減を目的とした食品残渣廃棄量削減」については「2028年度までに14.0tまで削減(2022年度20.3t)」というKPIを設定したりといった具合です。
「評価書」の詳細については今後ホームページ上でも閲覧出来るように致します。

お米を作ったり、流通させたり、食べたりする現在の環境を持続させ、或いはより良い方向に転換するために何か出来ないかとトライしています。この「PIF」のような機会を通して弊社の思いや活動の実態を、このコラムを読んでいただいている皆さまにも知っていただけたらと思い、一部ではありますが紹介させていただきました。

どうかこれからも弊社の活動を見据え、叱咤激励の程よろしくお願いします。