令和5年産長野米の収穫状況(北信・東信・中信・南信)

長野米コラム 精米 玄米

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

目次

令和5年産新米スタート

今年の夏は全国各所で「酷暑」が話題となっていますが、長野県も同様で稲の生育は速まっています。県外では新米も出回り始めていますが、当社では、「長野県産五百川」から新米スタートです。

メインのコシヒカリも今週末から収穫が始まるようですので、例年より1週間ほど早いペースです。県内各エリアの生産者さんにお聞きした令和5年産の状況をお届けいたします。

本社前田んぼ景色

長野県内各地のお米の状況

lpimg_naganomai_03
  • 北信(飯綱地区、飯山地区)

例年より4~5日程早い育成で、9月10日頃より稲刈り開始。
お盆後、気温が下がったため良質米が取れると見込んでいる。収量も多くなりそう。

  • 東信(佐久地区)

稲刈りは9月10日過ぎから本格的に始まる模様。
台風が来ていないので倒伏しているところはないが、酷暑と水不足の影響で少し実が細いような感じを受ける。

  • 中信(松本地区)

例年より4~5日程早い育成で、9月7日頃より稲刈り開始。
高温障害の可能性が高く、未熟粒が多くなりそう。いもちはない。収量は例年並みを見込んでいる。

  • 南信(上伊那地区)

例年より4~5日程早い育成で、すでに刈り取りを始めている生産者さんもいる。9月10日頃より稲刈り開始。
高温障害の影響でしらたが多くなりそう。雨が少なかったため、いもちの心配はない。収量は例年に比べ若干少なくなる予測。
風さやかは無効分げつが多く、多いところで5割が無効分げつ。

5年産米の価格は上がる見込み

気になる新米の価格ですが、既に出回っている県外の銘柄に関しては、概ね昨年より高くなっています。長野米も銘柄によって精米1㎏当たり15円から30円くらいの値上げになるのではという予測も出ています。
生産者さんの生産コスト(農薬・肥料・燃料等)も上がっていることを踏まえれば、仕方のない部分もあるかと思いますが、ごはんの消費に影響が出なければいいなと願うばかりです。

新米のおいしい炊き方

ここでおいしい新米を召し上がるために炊き方のおさらいです。

  1. 計量
    炊飯ジャーの容量の8割くらいが炊飯の適量です。(5合釜の場合は、4合くらい。)
  2. 洗米
    最初は水を入れたらサッと流してください。そのあとも、研がずに軽くかき回すようにしてお米を洗ってください。
    ある程度濁りがなくなればOKです。
  3. 浸漬
    浸漬時間は1時間程度とってください。予約炊飯を行う場合は、2時間以上あとの時間で予約をしましょう。
    水加減は、通常通りでお試しください。
  4. ほぐし
    お米が炊き上がり、蒸らしが終わったらジャーの蓋を開け、余分な水分を飛ばしながら、ごはん全体が空気を含むようにやさしくほぐしましょう。
  5. 試食
    新米の色、つや、香りを楽しみながら味わってください♪

次回は、新米の試食レポートなどさらに詳しくお届けします

次回は、新米の試食レポートなども行いたいと思いますので楽しみに!
(9月20日(水)過ぎ頃から、コシヒカリあきたこまちが発売予定です。)

新米について相談する