加水量がポイント!炊飯器で炊き込みおこわにチャレンジ

長野米コラム 精米 炊飯・加工品

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

炊飯器には白米モード(コース)以外にもさまざまなモードがあります。
今回は、実際にユーザーさんからお問い合わせをいただいたことがある「炊飯器で赤飯は作れますか?」という質問に答えるべく、炊飯器の白米以外のコースを試してみました。

本来なら「ささげ」などを使用し、「赤飯」を試してみたいのですが、今回は事前準備の関係上、当社で扱っている「炊き込みご飯の素」を使用して「炊き込みおこわ」にチャレンジしました。
当社の炊飯工場では「赤飯」や「おこわ」の製造も行っていますが、「家庭で簡単に」をテーマにほぼ目分量で行いました。

家庭用炊飯器のおこわモードにチャレンジ

手順

  1. 「もち米」と「炊き込みご飯の素」を用意する

    今回用意したのは、当社の「もち米1kg」と、京都にある料亭「雲月」監修のもとつくられた「京都 雲月たけのこご飯」です。もち米は国内産10割の通常製品、炊き込みご飯の素は具材たっぷりの商品です。

    炊飯器おこわ-1
  2. 炊飯器の「おこわモード」で炊飯する

    炊飯手順については通常精米と同じ手順で行います。
    具材に合わせて使用するもち米の量は3合(450g)としました。炊き込みご飯の素の作り方手順に沿って、最後に具材を入れて軽くかき混ぜます。浸漬時間は1時間程度と通常時間で行いました。

    炊飯器おこわ-2

加水量がポイント!

今回はおこわということで、手順とは別に加水量に注目しました。
家庭用炊飯器の炊飯釜には、通常の「白米」の他、「玄米」や「おこわ」などの目盛が付いていることが多いと思います。加水重量を量ることなく、この目盛通りに加水してみました。

炊飯器おこわ-3

炊飯器おこわ-4具材を加え、出汁がなじむように軽くかき混ぜて
炊飯器の炊飯モードを「すし、おこわ」に設定

目盛通りの加水だと柔らかすぎた?!炊き上がりと試食結果

炊き上がり

具材を混ぜ込みながらほぐします。粘りがあるため、ほぐすのに少し力がいるのと、具材をまんべんなく混ぜ込むのに少し手間がかかりました。
また、おこげの部分もいい感じにできていました。おこげに関しては、蒸し上げた場合はできないため、炊飯器で作るおこわならではです。

炊飯器おこわ-5

試食結果

食感は柔らかく、粒を感じられないという結果でした。炊飯釜の目盛通りの加水量でしたが、加水は控えた方がよさそうです。

加水量を変えて再チャレンジ

加水量を変えて再度炊飯してみました。

炊飯器おこわ-6加水量は、2合と3合の中間(2.5合くらい)

炊飯器おこわ-71度目のほぐしより、しゃもじに手応えがあり
色つやは変わらずおいしそうです

2度目の試食結果

炊き立てということもあり、まだ少し柔かさを感じますが、2回目はもち米の粒感も感じられ、おこわとしておいしくいただくことができました。
失敗もありましたが、一般家庭で簡単に作るというテーマで行いましたので、これもまた参考になるかと思います。

加水量

加水量に関しては、もち米重量:水重量で1:1が基本となります。最初に炊飯したときの加水量はこれに近かったのですが、柔らかく炊き上がったため使用する炊飯器や具材などの条件で炊きあがりに違いが出る可能性があります。

炊飯器でおいしいおこわを炊くポイント

炊飯器でもモードを使用することで、おいしいおこわを炊くことができました。

  • 浸漬時間は通常、白米を炊くときと同様
  • ご使用になる炊飯器や具材によって異なりますが、水加減は炊飯釜の目盛よりも少なめがよさそう
  • 蒸すよりも炊くほうが食感は柔らかい

上記を参考にしながら、皆さんも是非一度試してみてください!

ご相談・お問い合わせ

精米、玄米、炊飯や加工品についてなど、お米に関わることはお気軽にご相談ください。

ご相談・お問い合わせ