当社代表の塩沢均による連載コラムです。
社長の塩沢です。
ベイクックについてはもちろん、稲作や長野米のお話、その時々の話題や情報など私なりに感じたことをお届けしていきたいと思います。どうぞお付き合いください。
前回、我が国日本は「人口大減少時代」に直面しているという話をさせてもらいました。ではそうした時代をどうくぐり抜けて行けばいいのでしょう?
会社を経営しているという立場からすると大きく2つの課題が出てきます。それは「事業を推し進める力(=労働力)をどう確保していくか」という事と「縮小する市場にどう対応するか」という事です。
「労働力の確保」については、これまでの労働力を募ってきた所以外から労働力を見つけるということになります。例えば再雇用を更に終了した高齢者であったり、外国人労働者であったりです。更にそうした所から募ることも難しくなるようであれば、労働力を人的なものから機械的なものに変えていくことも考えないといけないでしょう。ロボット化やAI化です。勿論その前に現在の業務の省力化は十分に行い、同時に携わっている人にとって働き易い環境を整える事は前提条件であると言えます。
もう一つの「縮小する市場への対応」は、市場の縮小=売上の縮小≠利益の縮小にならないことが肝要だと思います。同じものを販売していくならそこから今以上の利益を頂くためにどんな価値を付加していくのか、より利益を頂くためにはどんなものを扱っていけばいいのか、そんなことを考えて行く必要があるのではないでしょうか。
地域差、時間差はあるかもしれませんが、人口大減少社会は誰にとっても、どの会社にとっても、避けて通れない未来のようです。でも考えてみれば1911年(大正元年)日本の人口は5,000万人を切るほどしかいなかったようです。それがたった100年の間に1億3,000万人近くまで急増したのですから、次の100年で元に戻ったところで不思議はありません。要はやるべきことを見失わずに進んで行けるか、ということではないでしょうか?対応の仕方はこれだけでなく、百社百様、千者千様でしょう。是非皆さんも「人口大減少時代」の生き方を考えてみて下さい。